33歳、既婚、子持ち 一人で世界へ旅に出てみた。

元看護師 既婚 子持ち 一人で世界へ旅に出てみた。

スペイン巡礼 カミーノ 8日目

周りがガサガサしてたもんだから朝、6時に目が覚めた。

おかしいな、8時から朝食予定なのになんでこんな早く準備してるんだろう。予定表をよく見ると6:15に小さく書き直されていた。

8時だと思って夜更かししてたのにと思ったけど、まぁ早く出る分にはいいか。

トイレに行った後、ガイドブックで今日の予定を調べたら目を疑った。 今日の予定は31kmとなっている。

ん?寝起きだからか?

昨日調べなかった僕も僕なのだが、びっくりして二度見してらしまった。

自分で無理をしない限り30km以上は無いなと思ってたのに、予想を超えて来た。

ガイドブック的には8時間30分歩行予定。 今からご飯食べてからだと着くのは16時ぐらいだな。

長丁場だ。 ましてや今日も、町の間隔が10kmのためしっかりと前の町で休憩を取って次の10kmに備えないと!

即ち、ビールを補給という事ですわ笑 もちろんご飯も食べます。

宿の近くの壁 巡礼スタンプのおじいちゃん。 めっちゃかっこいい。

スタートから、13km歩いて隣町。 朝皆で朝ご飯食べたんだけど、付いた頃にはお腹が空いてた。 コーヒーとオレンジジュースとサンドウィッチで3.3€という財布に優しいのが合ったのでそれを注文。

サンドイッチの塩加減がちょうどよく凄い美味しかった。 そして、手持ちのバナナも一本食べて出発。

この町は、黄色い矢印のマークが凄く少なく何回が迷子になり、他の巡礼者や町の人に教えて貰いながら無事にちゃんとした道に出る事が出来た。 一緒に正しい道を探している時に、喋ったのがスペイン人のガビ。

彼女は前からカミーノに興味はあったんだけど、なかなかチャンスがなく仕事を失ったからこの機会に行こうと思って参加を決めたらしい。

彼女のlostがクビになったのか辞めたのか真意は分からないけど、詳しくは聞けなかった。

クリスチャンではあるけど、そこまで強い信仰心はないらしい。

闘牛の話もしたけど、最後に牛を殺してしまうのには、賛同しかねるわとの事だった。スペイン人でもやはり伝統より命を優先して考える人が多いんかな。

それから、僕が写真も撮って遅れると彼女は先に歩いていった。

暫くすると雨が降って来た。 急いで一眼レフを仕舞い、レインジャケットを着てバックパックにレインカバーをセットする。

雨に濡れてカメラ調子悪いんだから、やめてくれーーー泣

雨は止む気配はない。

進もう。

進むと、1人の男性が声をかけてきた。 アイルランド出身の彼。 アイルランドの名産は、ギネスビールだよって教えて貰った!

オーストラリアで飲んだ、生のギネスビールの泡の旨さ、クリーミーさには感動したなー また飲みたいわ。

日本の事は、ソニーPanasonic、ミツビシ、トヨタしか知らないって言ってた笑

カミーノ に来た目的は何?と、ど直球の質問をぶつけて見た。

いい質問だね。 僕もその答えを探しているところだよ。

そうだよね、皆今探している最中だと思うよと答えといた。

皆、何を求めて歩いてるんだろうか。

彼は、家族にちゃんと電話してんのか?奥さんに、貴方の次の道は決まったのかって突っ込まれてないか!?って冗談を言いながら話をふってくる。

そうだよなー こういう返し方いいよなー そう、そういう返し方自分はやらないもんなーって話を聞きながら思った。

相手のノリを進める話し方というかね。そういうの上手になりたいよね。とんでもなく相手が聞いてくれる姿勢だと色々と話したくなるもんだよなー 一人旅の2人はお互いの写真を撮り合う笑

彼とは途中道が二手に分かれて、ちょうど2人とも進むべき方向の意見が分かれたので、そこでまたねってバイバイした。

僕は近くの集落を目指し、1km程歩いた。目指すはBARだ。お昼ご飯。

こっからまた10km歩かないとだから、腹に何かいれなきゃ

BARを見つけ、ビールとマスターお勧めのトルティージャのサンドイッチを頼む!

トルティージャのサンドイッチがデカすぎで度肝を抜かれる! ありがたい!これは反則だわ笑

お腹がはち切れそうな状態で出発。

葡萄畑を進んで行く。 各木が手を取り合うように並んでいる。

途中肩が痛くて何度も止まり、バックパックを下ろし肩を回す。すると大分楽になる。僧帽筋を押すと痛みが強い。日本でも海外でもマッサージ受けた事ないんだけど、こういう時指圧マッサージして欲しいよね。 やっと町に到着。
なんか土の壁が印象的。 川も流れてて、最近よく見てた濁ってた水よりかは綺麗になってきている。

今日のアルベルゲも寄付制。 なんと日本人が受付してた! パスポート出すと、日本語で話かけてくれて、今日このアルベルゲにも日本人2人ほどいますよーと教えてくれた。誰だろう。会ったことある人かな?

ベットに案内されると、笑って仕舞いそうな程隣のベットが近い。そして区切りもない為、間違ったら隣の人の肌に触れてしまう笑 これもカミーノの醍醐味、寄付制のアルベルゲの醍醐味か笑

シャワーと洗濯を済まし、ビールを求めて町を歩く。

するとスペイン人のガビが一人でビールを飲みながら、ランチしてた。 彼女と日向のテーブルに座っており日差しが心地よさそうだ。

Hiと挨拶を交わし散歩を続ける。壁側を歩き満足したところで、一人BARに入りビールをいっぱいブログを書きながら、シエスタが終わるのを待つ。

時間が過ぎたら、スーパーに行き夕食の買い出し。今日はカルボナーラを作ろう。

帰り道、韓国人の巡礼者と一緒になり彼の今日の夕飯のメニューを聞いたら、♪#〆*なんか中東?の豆料理を作ると言ってたが全然名前思い出せない。作ったら見せてねとだけ言っておいた。

キッチンは凄い狭かったけど、皆でシェアしながら作った。

イタリア人の元シェフがいて、豚肉のソテーを作ってたのにはビビった。これが明日の力になるんだよって言ってた。その彼の友達がスタントマンらしく紹介してくれて、グラジエーター?に出てた時の写真を見せてくれた。 彼は僕とあまり身長変わらないんだけど、腕の太さが2倍ぐらい違う! いやー凄いわ笑 豚肉パワーか!?

ご飯を食べながら、韓国人の巡礼者が日本語喋れるのが分かり日本語で会話してて、紙パックの安いワイン飲んでると隣でご飯食べてた夫婦が、ワイン飲みますか?って声かけてくれた。

え? 日本語!? 日本人!!?

隣に居たんですね笑

2人はカミーノ3回目で、大分はまったとの事。 凄い鈍っているから東北の人かな?と思ったら鹿児島だった笑

30代でカミーノできるのは羨ましいと言ってたんだけど、僕からしたらもはや30代は遅い気がするのに、そう言われると素直に嬉しい。

ペースがゆっくり歩いてるから、毎日沢山の日本人に会うらしい。今回は既に50人会ったとのこと。 え!?そんなに日本人いるのって感じなんだけど笑

奥さんにメロンをご馳走してもらった。そのメロンがめちゃくちゃ美味かった!

ご馳走さまでした。

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