スペイン巡礼カミーノ 17日目 - 33歳、既婚、子持ち一人で世界へ旅に出てみた。

６時に目覚ましをセットしていたが、珍しく周りの人が早く起き出したから、僕も目を覚まし、準備を始めた。

今日は、16km先まで町一つない。約４時間道を歩いてようやく到着だ。

朝ごはん食べる場所もないから、おなじみのドーナツを購入しておいた。お腹空いたら後で食べよう。

外は真っ暗。こんなに早い出発は始めてだ。時計を見たら、まだ6時にもなっていない。

また、黄色探しゲームがスタートする。暗いと本当に何処か分かりづらい。分岐はいつも戸惑う。

町の景色は何も動かす、動いてるのは自分だけ。動いた分だけ見える景色も変わってくる。聞こえてくるのは、鳥の鳴き声と自分の呼吸だけ。

朝の冷え込みもあり、何か研ぎ澄まされて行くような感覚。6:30頃太陽が昇っても暖かくならない。指先が冷たくなって来た。

なんで、僕は半袖なんだろうか？笑然程汗もかいてないから、ユニクロのヒートテックのパーカーを羽織る。

あぁ暖かい。コーヒーが飲みたいね。

段々と暗闇から日が差し込み空の色が変わっていく。今日は天気が良いのか、雲が少ない。そして、空が薄い。白とピンクの間の色のようなそんな色。何処かで見た色だなと思ったら、ウユニ塩湖の朝焼けだ。

太陽が昇って来て少したったら、太陽と反対側の空が白とピンクの混ざった色になったのを思い出した。

久々だね、ウユニ塩湖。こんなとこで再会できるなんて笑

シャッターを沢山切った。

幻想的な朝焼けが終わると、今度は真っ青な空が待ち受けていた。

本当に今日はいい天気だ。雨の気配が無い日は始めてだ。

ひたすら真っ直ぐな道を歩く。ここからの土地は、メセタと呼ばれる乾燥した大地が暫く続く。この暫く続く道は、一人で歩き自分の内なる自分と会話をする瞑想の道らしい。

そういうの待ってたー！！と思いつつ。果たして何か見つかるかな？という不安。

とりあえず、16km歩いてみよう。

途中、昨日同じアルベルゲに泊まったはまださん夫妻と高橋さんに会った。皆今日は長距離を歩くという。皆、60過ぎてるのに凄いわ。うちの父親はそんなに歩けるだろうか？笑はまださんに至っては、お遍路歩き済みですからね。あの極楽とんぼの山本さんが途中で辞めたやつ。約1200km 四国のお寺88カ所。カミーノ以上ですからね。凄いわー

４時間かけて、やっと隣町Calzadilla de la Cuezaに到着。一番近くのBAR兼アルベルゲがあったので、そこでもはや早めのビールとトルティージャを頂く。このトルティージャがチーズが伸びて塩加減もよく美味しかったーこのスピナッチのトルティージャだけ残り一個だけだったからきっと人気メニューなんだろう。 30分ぐらいはゆっくりしてたなービール飲んだからか、天気がいいからか眠くてなってきたし。

あーーーもう寝たい笑

でも、今日の目的地はもう一つ先のLedigosだ。あー萎える。

こんなに早くビール飲んだの失敗したかなーなんせ10時だからな笑

また6kmを歩き始める。あーなんか偏頭痛する。

旅に出てから何故か偏頭痛が多くなったんですよねー

今日はもう休みたいな。体の調子が悪いと、すぐ休みたくなってしまう。

アーーーカタモイタイヨー

何かしら休みたい理由が沢山。

ふと思い出したのが、辞める理由よりも続ける理由を探すべきだって。昔、野球投手の工藤さんだった気がするけど言ってたんだよねーそれを未だに覚えてる。

いやーでも体の声に正直に…笑

まぁ、もう少し頑張ろう。町に到着、アルベルゲに到着するがチェックインは14時からとなってる。

なんとまぁ、後２時間もあるじゃないか！笑

これは進めという事だと思って、アイスを食べて出発した。国道沿いの道を暫く歩き30分程で、隣町へ。庭も広くリラックスしている巡礼者が多くいたが、もう少し歩けそうだったから先に進んだ。国道沿いから離れ、畑の間を歩いていく１時間歩いてまた隣町へ。明日の事を考えるとまだまだ先に進んでも良かったかも知れないが、アルベルゲの一覧表を見るとこの先のアルベルゲは一軒しかない上に、20人限定。こりゃあもう埋まっているかもなと思い。もしダメだったら先の村までまた歩かないと行けない。