スペイン巡礼 カミーノ 30日目
普段は携帯を枕元に置いて寝るのに、今日は何故か左ポケットに入れて寝た。
5:30に自分の携帯のバイブで目が醒める。しかし、左ポケットに携帯は無い。
…盗まれた？
いや、2段ベットだから、もしや落ちたか？ 実際まだバイブ音聞こえるし。
寝袋の中に混ざってないか探していたら、バイブ音が消えた。
下に居た人が、これ君の？って携帯渡してくれた。スペイン語だったから多分ね！
ごめん！ 下の人！ ありがとう！
一悶着ありながらも、6時前には出発だきた。
今日は久々の曇りで肌寒い、小雨。 カメラがこれ以上壊れても困るのでバックの中に仕まう。
当たりは、まっくら完全に光が必要なレベル。一度背負ったバックを下ろしてヘッドライトを探すのは面倒くさく、携帯のライトを駆使して歩いた。
暗闇の中一人で歩くのは初めてだった。 他に光は無く、時折前を歩いている巡礼者のライトが見えると少し安心した。
スペインの幽霊ってどんな感じなんだろう？ 日本の幽霊が白い浴衣？を着ているのは昔からのイメージなんだろう。
ならスペインは？死んだ時に着せる衣装はあるのか？ そんな変な事を考えながら歩いた。
各国で幽霊のイメージ、着ている洋服は違ってくるんだろうなー
メキシコの死者の日行きたかったなー メキシコ人の、死生観話したかったなーっとちと後悔。
曇ってて、霧があって目の前の世界が見えなくなるもなんだか死んだ後も、こんな世界なのかなーって考える。
白い色って、なんか神聖ですよね。
隣町まで歩き、朝ごはん。 ポカルディージョとコーヒー。 ハムのボリュームが多すぎて、塩っぱい。毎日ハム食べてたら高血圧まっしぐらか？笑
出発して暫くすると、後ろからこんにちはー！と声をかけられる。 振り返るとよく会うイタリア人の親子だ。 息子はそんな父親を見て笑ってる笑
Good Morningと返事を返す。
2人はとんでもないスピードで僕も追い抜かし、すぐに霧の中に消えて行った。
16歳ってあんな体力あるもんだっけか？ 自分の高校生の頃って今の自分と比べるとどんだけ体力あったんだろうか？
そんなことも頭を過る。
いやいや、今日のお題は何故弟と仲が悪いのかだ！！
そう、今日はそれを考えたい。 お互い会えば、喧嘩ばかり。 他人とはお互い滅多に喧嘩しないのに、なんでかなーと長年の課題。
結果…
分からん。
まだ、分からん笑
本当は仲良くしたいんですけどね。 2人兄弟ですから。 ただ、解決の糸口も見つからない。
まぁ、もうちょい考えよう。
19km程歩いて、大きな町に着いた。 Palas de rei
時間は10:30 完全に前に進むべき時間帯。 取り敢えず、BARでレモンビール大を頼んで宿帳を確認。この町は、アルベルゲ沢山あり宿には困らなさそう。次の町はまずまず？ しかしながら、私は、カミーノ終了後の航空チケットを今のうちに決めて安いチケットを購入したい…
今日はここに泊まる事にした。
ちょうどよく、BARの目の前が安いアルベルゲだった。オープン前に並びに行くと、目の前の女性3人の中で日本語が飛び交っている。海外にでも、日本語が聞こえると、少し日本語と理解するまで反応が遅れる笑
日本人なんですねと話しかけると、少し向こうも反応が遅れる笑
Sarriaから歩き始めて、サンティアゴを目指すらしい。公共の宿以外はどこも満室でここで順番待ちしてるとのこと。
やっぱり、人が増えたんだなー 明日から宿予約しようかな。
まじ宿問題深刻。
お昼ご飯は、美味しいと評判のレストランで巡礼者メニューを頂く。
サラダとラム肉を頼んだ。
トマトがめっちゃ甘い！ 塩がふってあったからかもしれないけど、久々にプリプリの甘いトマトを食べた感じ。ましてや、パンはもっちり。蒸しパンみたいにぎっしりもっちりだ。 久々のラム肉も臭みはあったが、許容範囲内。美味しいご飯だった。
CafeでAirticket検索してると、毅さんですよね？と声をかけられ声の方に振り向くと、2日目で会った大阪出身の女の子が居た。
おーーめっちゃ久々。 あれから全然合わなかったのに、ここで会うなんて笑
彼女も、この町のアルベルゲを回ったがどこも満室で断られたらひく今日の宿探しに苦戦しているとの事。 さっきまで一緒に居た韓国人の女の子は50€払ってアルベルゲじゃなく、ホテルを予約したらしい。 ※アルベルゲは5〜10€ぐらいで泊まれるます。
それは、危機的状況過ぎだわ、
一緒にネットを駆使して、アプリを変えながら宿を探すとようやく一軒だけ見つけたーーーー！
予約をして今夜はそこに泊まれる事ができそうだ。
ふぅ、迷える子羊を救った達成感笑
ペースが大分違うけど、また会えたらいいな。
お互い無事にサンティアゴ着きますように。
